「お断り価格」は救済措置?

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先日、とあるメーカーの商品の価格改定の案内が届きました。
(たぶんConfidentialに近いので、メーカー名は伏せます。)

改定率は驚きの3倍!

10%や20%の値上はよくある話なのですが、3倍という改定は久しぶりに見ました。

「売る気あるのか!」と怒られそうですが、メーカーとしては売る気は無い価格設定なのですよね。

市場は常に変化しており、電子部品メーカーも選択と集中により、注力する商品が変わります。

需要が縮小し、先の見込みも無い商品は、一定の猶予期間を経て生産終了となります。

ですが、例えばその商品でしか特性が出せない、大規模な設計変更が発生する、など、
その商品が入手できなくなると困るケースも多々あります。

そのようなケースにも対応するため、
この価格であれば製造します、という救済措置の意味合いもあります。

「お断り価格」と表現はある意味正しいのですが、
その裏にある配慮も感じ取っていただき、良好な関係性を維持できたらと思います。

そしてあと数年で生産終了いう流れになるのはほぼ確実ですので、
今のうちに対策を進めるのが安心ですね。

尚、販売実績のあるお客様には、個別にご案内させていただいております。

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